受贈図書
『日本文學誌要』第103号 村山龍先生 追悼特別号(法政大学国文学会)

法政大学国文学会よりいただきました。

2021年3月24日発行
日本文學誌要 第103号
村山龍先生 追悼特別号
非売品

A5判・並製・110頁

編集・発行
法政大学国文学会
http://nichibun.ws.hosei.ac.jp/wp/
〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1


目次

村山龍先生 略歴・業績一覧

追悼
村山龍さんの急逝を悼む……大井田義彰
村山龍さんと人首文庫……中原豊
「賢治はもっと自在に読んでいい」……安藤宏
村山龍くんを悼む……川鍋義一
村山さんとのこと……尾崎名津子
村山龍さんと近代文学合同研究会……赤井紀美
大学院でご一緒した日々……鈴木彩
二年間の楽しかった思い出……間宮厚司
知らないことが多すぎる……藤村耕治
村山龍さんを偲ぶ……小秋元段
村山さんの先生ぶり……小林ふみ子
帽子の秘密結社—村山龍さんを悼む—……田中和生

書評
村山龍著『〈宮澤賢治〉という現象—戦時へ向かう一九三〇年代の文学運動—』……小長井涼

謝辞と追想……村山巌

随想再録
これはホンモノ? それともマボロシ?……村山龍

論文
『源氏物語』の雨—「予告」と「知らせ」の仕掛け—……莫泊因
沖縄のハンセン病文学……浦田義和
木崎さと子『青桐』論—〈他者〉へと開かれた生命観—……小林福実

卒業論文
楽器奏者の性別の偏り—平安・鎌倉時代を中心に—……川上寛乃

法政大学国文学会彙報 二〇二〇年度
法政大学国文学会会則
投稿要項


【花鳥社より】
村山龍さんとは、縁あって、博士学位論文をもとにした『〈宮澤賢治〉という現象 戦時へ向かう一九三〇年代の文学運動』を2019年5月に刊行することがかないました。続いて、『「言論統制」の近代を問いなおす 
検閲が文学と出版にもたらしたもの』(金ヨンロン・尾崎名津子・十重田裕一編、2019年9月刊)でも執筆者のお一人として全面的にご尽力くださり、これからのご活躍を楽しみにしていた矢先の訃報でした。本追悼号を拝読して、あらためてお人柄が偲ばれるだけでなく、「あんなテーマ、こんなこと……さまざまにご執筆をお願いしたかった」と心残りが押し寄せています。悲しみと悔しさは尽きませんが、ご冥福を念じるばかりです。(2021年3月)