受贈図書
『紫式部 女房たちの宮廷生活』(平凡社)

福家俊幸氏よりいただきました。

紫式部 女房たちの宮廷生活
福家俊幸 著
発行:平凡社
発行日:2023年11月15日
定価:本体980円+税
判型・製本:新書判・並製
ページ数:264
ISBN:978-4-582-86042-9

https://www.heibonsha.co.jp/book/b633650.html


紫式部の人物像や交友関係を「日記」や「家集」から描く。また、宮廷での女房の役割や生活、「物語を書くこと」の意味にも言及する。


目次

はじめに

第一章 紫式部を知る—生涯と人間関係—
紫式部の謎
『紫式部集』について
娘時代の紫式部
越前へ、そして結婚
宣孝という人
宣孝の死
『源氏物語』執筆から宮仕えへ
宮仕え
紫式部の晩年

第二章 女房とは何か—平安時代貴族女性の社会進出—
女房と文学
女房達の現実
女房の光と影
愛を受け入れる女房
『和泉式部日記』の世界
記録する女房

第三章 『紫式部日記』の世界
秋の土御門殿
道長の訪れ
頼通との語らい
お産までの日々
倫子—菊の綿—
中宮彰子、出産へ
皇子誕生
産養
道長からの相談
行幸
五十日の祝宴
乗車をめぐるトラブル
三才女批評

第四章 宮中で広まる『源氏物語』
『紫式部日記』中の『源氏物語』
道長との関係
女性達の物語
受け継がれる謎

あとがき
主要参考文献