受贈図書
『宇治拾遺物語』(河出書房新社)
小峯和明氏よりいただきました。
宇治拾遺物語
(河出文庫・古典新訳コレクション)
町田康 訳
発行:河出書房新社
発行日:2024年4月10日
定価:本体800円+税
判型・製本:A6判・並製
ページ数:288
ISBN:978-4-309-42099-8
公式サイト
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420998/
おかしくも切ない笑いの真骨頂。
奇怪な鬼、エロ坊主、最高にいい女……。
軽妙な新訳で甦る中世説話の金字塔!!!
解説・小峯和明
目次
序
道命が和泉式部の家で経を読んだら五条の道祖神が聴きに来た
奇怪な鬼に瘤を除去される
伴大納言のこと
中納言師時が僧侶の陰茎と陰嚢を検査した話
源大納言雅俊が童貞の僧に鐘を打たせようとしたら……
小藤太が娘聟に驚かされた話
利仁将軍が芋粥をご馳走した
鼻がムチャクチャ長いお坊さん
卒塔婆に血が付いたら
藤大納言が女に屁をこかれた
絵仏師の良秀は自分の家が焼けるのを見て爆笑した
雀が恩義を感じる
小野篁の才能
平中が本院侍従にやられる
範久阿闍梨は西に背を向けなかった
楽人である家綱と行綱が兄弟互いに騙しあった
新妻が平仮名の暦を作って貰ったら大変なことになった話
ある僧が出された料理を盗み食いした話
三条中納言が節制を試みた
長谷寺に籠もった男が利得を得た
滝口道則が術を習った話
博徒の子が財産家の聟になった
伴大納言が応天門を燃やした
兵衛尉藤原保輔は泥棒だった
蔵人得業惠印と猿沢池の龍の昇天
偽装入水を企てた僧侶のこと
増賀上人が三条の宮でやらかしたこと
穀断の嘘が顕れて逃げた聖の話
陽成院の御所の化け物のこと
元輔が落馬した話
出雲寺の最高経営責任者がそれが転生した父と知りながら鯰を殺して食べた話
優婆崛多の弟子のこと
盗跖と孔子の対話
全集版あとがき
文庫版あとがき
解説 小峯和明