受贈図書
『湘南文学』第60号(東海大学日本文学会)
東海大学日本文学会よりいただきました。
『湘南文学』第60号
編集:東海大学日本文学会
発行:東海大学文学部日本文学科
発行日:2025年3月24日
定価:非売品
判型・製本:A5判・並製
ページ数:260
ISSN:0289-5064
目次
ヤマタヲロチ攷—聖剣への転生—……志水義夫
近世期尾張方言における打消推量・打消意志の助動詞マイについて……湯浅彩央
徳田秋聲をめぐる雑誌『あらくれ』の研究
—創刊から「紀伊國屋出版部」時代まで—……大木志門
単身者の風景と「亀」—津村記久子「給水塔と亀」の想像力—……安達原達晴
批評の考古学—フーコー/ハッキングにまつわる諸論考を手がかりとして—……木村政樹
翻刻『梵鐘蟠圍道成寺靈蹤記 一』……黒田大樹
川端康成『美しさと哀しみと』における同性愛……チュンハパンタラック チャナラック
『古事記』スサノヲの神格と文脈—「須佐」表記に注目して—……金子駿
試行される討論—国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」から「運命論者」へ—……渡部さくら
内田百閒「旅順入城式」における〈夢〉の発露
—「私」を通した二項対立とその混乱—……吉峰綾香
戦争が導く個人の暴力
—大藪春彦『野獣死すべし』と石原慎太郎『太陽の季節』、戦争受容の比較—……山田史也
小川洋子の前期作品にみる文学的兆候
—『博士の愛した数式』に継承されたもの—……大出裕華
米澤穂信〈小市民〉シリーズにおける謎と探偵/復讐者の役割……澤田菜穂
野田秀樹『兎、波を走る』からみる野田戯曲のモチーフと言葉遊び……関寺琳
特集 鈴木泰恵先生追悼シンポジウム
「シンポジウム鈴木泰恵先生の学問と業績を語る」記録掲載に当たって……下鳥朝代
〈鈴木泰恵—と—ともに〉、あるいは「鈴木泰恵さん」から遠く離れてしまって……高木信
追悼のことば……今井静江
王朝物語研究史のなかの鈴木泰恵……助川幸逸郎
令和六年度卒業論文発表会要旨
令和六年度提出論文題目一覧
彙報(教室短信・新刊紹介)
研修旅行記