学界展望 日本語の歴史的研究 2023年1月〜6月 
(久保薗 愛)

日本語研究者が「歴史的研究」2023年前期の動向を振り返ります。


【学界展望】
日本語の歴史的研究 2023年1月〜6月
久保薗 愛
(岡山大学准教授)

 

 2023年1〜6月も日本語史研究分野で多くの成果があった。稿者に与えられたこの期間の研究を、前半は研究方法や観点ごとに、後半はいくつかのテーマ・分野に絞って振り返る。

1. 情報技術の発展と日本語史研究

 2022年12月に公開された chatGPT は2023年に日本でも大きな話題を呼んだ。OpenAI 社が開発した生成系 AI で、大規模データを読み込ませることで次にくる文章を予測するものだが、人間同士の自然な対話のように応答してくれたり、指定したプログラムを書いてくれたりと大きな利点があるようである。他方で、レポートや卒業論文執筆時の生成系 AI 利用についての対応を、各教育機関が相次いで公表したことも記憶に新しい。
 科学技術の進展によって日々の生活に変化が及んでいるが、日本語史研究もまた大きく変化している。その一つとして、日本語史研究では用例収集にコーパスやデータベースなどを用いることが多くなったことが挙げられる。さらには大規模コーパスならではの計量的な分析やデータベースそのものの構築・拡充も進んでいる。 日本語学会2023年度春季大会のシンポジウム「情報技術と大規模テキスト資源がひらく日本語史研究」(2023年5月)*は近年の技術革新による新たな日本語史研究を照らすシンポジウムであった(当日にライブ配信された動画がYouTubeに公開されている)。コーパスを活用する日本語史研究者、図書館情報学の研究者、自然言語処理の研究者の三者から、各分野での成果や課題が出され、活発に議論が行われた。
 また、言語処理学会第29回年次大会ワークショップ「深層学習時代の計算言語学」(2023年3月)にも日本語史に関わる発表として北﨑勇帆「自然言語処理のタスクを日本語史研究に落とし込む」*があった。国立国語研究所主催の研究集会「古辞書・漢字音研究とデータベース2022」(2023年3月)*でも、多数の研究者からデータベース化やその活用事例が報告されている。Kazuhiro Okada, Satoru Nakamura and Kiyonori Nagasaki, “Rubi as a Text: A Note on the Ruby Gloss Encoding”( Journal of the Text Encoding Initiative, 14, 3月)*は、国際的テキスト化標準のひとつである TEI におけるルビの構造化のありかたについて、近代以前の日本語をも対象に論じたものだが、こうした提言がこれからのコーパス構築に寄与していくのだろう。稿者自身はこの分野・方法論に疎いのだが、こうした提言に触れるたびにどのような研究が可能になるのだろうかと期待が膨らむ。
 ほかにも小椋秀樹「明治期から平成期における接頭辞「非―」の変遷」(『国語語彙史の研究 42』和泉書院、3月)*村田菜穂子・前川武「語幹末に接尾要素をもつナリ活用形容動詞―平安時代から鎌倉時代における様相について―」(『国語語彙史の研究 42』和泉書院、3月)*など、コーパスを活用したものが多く、伝統的な研究方法と人文情報学との融合・連携は今後ますます盛んになる研究分野といえよう。

2. 比較・対照すること、あえてしないこと

 今期は意識的に現代語との対照を行い、そこから浮き彫りにされる古典語のありようや意味の本質を問う研究があった。
 たとえば矢島正浩「原因理由史の再理解」(『国語学研究』第62集、3月)*は、古代語の已然形+バが担えなかった「主観的因由」を(ウ+)ホドニが担うという先行研究の指摘に基づき、(ウ+)ホドニが現れる以前の古典語ではどのように「主観的因由」を表していたのかという問いを出発点とする。そして現代語との対照によって得られる原因理由表現の全体像を示し、その歴史を再考するものである。古川大悟「ベシの多義性の原理について―現代語ハズダとの対照から―」(『花園大学日本文学論究』第15号、3月)*も現代語ハズダを取り上げ、その記述の枠組みを積極的に援用することで、古典語ベシの多義性の原理に迫ろうとする。林淳子「江戸語のノ有り疑問文―多様な形式の使用実態―」(『日本語と日本語教育』第51号、3月)*は、近世江戸語の準体助詞ノが参画する疑問文の文型を、現代語と対照させつつ、疑問文のタイプと話者の性別という観点で整理する。これらの成果が示すように、現代語との対照は史的研究に有意義な示唆・分析をもたらす。
 こうした現代語との意識的な対照とともに、現象を歴史的変遷の中で捉える研究も多い。山田里奈「近世後期江戸語における謙譲語形式の使用―「お~もうす」、「~もうす」、「~いたす」に着目して―」(『実践国文学』第103号、3月)*は当期の謙譲語形式を、行為主体の敬語的人称・補語との上下関係の2つの観点から整理したものである。対象は近世後期江戸語だが、歴史的変遷の中で当期の謙譲語形式の表れを捉えようとする。
 他方、小柳智一「中古の副助詞「さへ」―〈添加〉の意味―」(『国語と国文学』第100巻第4号、4月)*はやや異なった立場をとる。しばしば関連付けられて論じられる「さへ」と「だに」を、我々は「変化後の状態を知った目で変化前の状態を見るので、実態以上に「さへ」を「だに」に引き寄せかねない。」そのため、中古の記述を行うにあたっては「「だに」との交渉を前提とせず、「さへ」自体を観察することが必要」とする。
 現代語との対照を行う矢島論文も、古典語「連体形+助詞」節の解釈に因果関係を見出したくなるのは現代の我々の発想による「幻影」であると注意を促す。今期に出されたこれらの論からは、比較や対照ならではの有用性、現象を歴史の流れの中で捉える重要性とともに、現代の我々が見てとってしまう「幻影」への自戒をも改めて教えられた。

3. 地域差への目配り・方言史(地域語史)の記述と相対化

 日本語史において、江戸前期までは京阪語が中央語であり、その後江戸語が中央語の地位を得ていったことはよく知られている。このような中央語の地理的な断絶は、歴史記述を行う上で留意すべき点である。川瀬卓『副詞から見た日本語文法史』(ひつじ書房、2月)*は副詞の史的記述を通して日本語史における文法変化を示したものである。副詞の歴史的変化が「文法的意味の分化」や配慮表現の動向の中に位置づけられるという第Ⅱ部が特に興味深いが、中央語の座を譲った近世後期以降の京阪語にも丁寧な目配りが行われる。
 他方で地域語そのものの記述や、中央語を含めた異なる地域との対照研究、さらには系統的な観点による研究も見られた。平子達也・石河優香・新美芽以・小野坂桐「『沖縄対話』における格助詞「ガ」と「ヌ」について」(『南山大学日本文化学科論集』第23号、3月)*は、現代沖縄語と『おもろさうし』の間に位置する19世紀の資料を扱ったもので、現代沖縄語と共通点を持ちつつ格助詞ガ・ヌの分布に異なる点があると指摘する。方言の地域差を見たものに彦坂佳宣「九州における近世期方言文献に見る格助詞ノ・ガの様相―肥筑・薩隅方言の差異を中心に―」(『国語語彙史の研究 42』和泉書院、3月)*がある。同じ九州方言として括られる肥筑方言と薩隅方言で格標示のありかたの違いが示される。比較言語学的手法を用いた五十嵐陽介「現代九州諸方言における旧上二段動詞の「下二段化」は九州・琉球祖語仮説を支持するか?」(『言語研究』163号、1月)*は、九州方言と琉球諸語からなる単系統群が存在することの根拠を明確に示した論で、通説となっている日琉祖語の分岐のあり方に再考を迫る。多くの地点のデータを網羅し精緻に分析する手法には圧倒される。森勇太「近世後期洒落本に見る丁寧語の運用とその地域差―京都・大坂・尾張・江戸の対照―」(『日本語文法』23巻1号、3月)*は、近世期の洒落本に見られる遊女の発話を対象に、4つの地域における丁寧語の運用を分析したものである。丁寧語使用の地域差には、各地の敬語体系の違いに加え、江戸語が標準語としての性格を帯びる時期であったことが影響するという。また、方言史そのものの記述ではないが、米谷隆史「十九世紀の東北の文献に見える圏点をめぐって」(『金沢大学国語国文』第48号、3月)*は、鼻音を伴う濁音とカ・タ行有声化とを圏点と濁点で区別する近世期の東北文献、特に三浦命助自筆資料が圏点の使用に至った背景を捉えようとする。地域における表記方法の受容や展開を考えさせられて興味深い。
 中央語を視野に入れつつもそれを中心に据えるのではなく、個々の方言史の記述と相対化の試み、さらに地域差の背景に踏み込む研究が見受けられるのは、日本語史研究がより多様で厚みを増した近年の動向の反映と言えよう。

4. 外国資料・洋学資料・訳語研究、海外との接点

 今期は外国資料・洋学資料を扱ったもの、訳語の研究が多く見られた。
 中野遙「キリシタン版『日葡辞書』とキリシタン版『サントスの御作業の内抜書』「言葉の和らげ」について」(『上智大学国文学論集』第56号、1月)*は『日葡辞書』と『サントスの御作業』の「言葉の和らげ」を対照し、写本『日葡辞書』の『サントス』への影響や『日葡辞書』の漢語の収載方針を指摘する。豊島正之「キリシタン版日ポ辞書の語釈を欠く見出し語に就て」(『上智大学国文学科紀要』第40号、3月)*は日葡辞書の見出しのうち不規則に語釈を欠くものを扱ったもので、そこに日葡辞書の基本姿勢によるものがあるとする。千葉軒士「キリシタン・日本語ローマ字写本で用いられる ˋ について―「バレト写本」を中心に―」『Nagoya linguistics』(第17号、3月)*は、アセント符号「ˋ」と「ˊ」が写本においては機能的な差異がなく、さまざまな事象の注記に用いられることを指摘する。川口敦子「『南詞雑解』のゲズ・イゲ小考」(『三重大学日本語学文学』第34号、6月)*は、長崎の東京通事によって書写された『南詞雑解』に見られるゲズ・イゲが何を指すかを考察したものである。また、大島英之「キリシタン版『落葉集』の漢字音について」(『日本語学論集』第19号、3月)*は中近世期に流通していた漢字音の実態を探る一環としてキリシタン版『落葉集』の「本編」「色葉字集」「小玉篇」間の字音の一致・不一致を見る。
 蘭学関係の資料を扱った論としては次の2つがある。櫻井豪人「『波留麻和解』に見る近代漢語の定着過程(続編)―預防(予防)・預備(予備)・預定(予定)・預知(予知)の訓読み例―」(『国語語彙史の研究 42』和泉書院、3月)*は、『波留麻和解』に見られる「預-」を持つ漢語を取り上げ、訓読みして意味を取りやすくする段階を経て音読みが定着したとする。陳力衛「『ドゥーフ・ハルマ』のもう一つの流れ―フィッセルのローマ字本の位置づけ―」(『国語と国文学』第100巻第1号、1月)*は、長らく所在が不明だった『ドゥーフ・ハルマ』のフィッセル本を諸本の中に位置づけるとともに、フィッセル本を書写したホフマン写本の再発見を報告する。
 訳語研究には浅野敏彦「「アメリカ大統領フィルモア国書」の翻訳文に見える「提督」について」(『国語語彙史の研究 42』和泉書院、3月)*があった。「フィルモア国書」の漢文和解と蘭文和解の漢語を扱ったものであり、蘭通詞らがペリーの役割を理解した上で蘭文和解に訳語「提督」を用いたと推定する。
 海外との接点・研究の国際化という意味では、Matthew Zisk “Glossing Glosses : Methods for Transcribing and Glossing Japanese Kundoku Texts“ Cinato, Franck et al. (eds.) Glossing Practice, Comparative Perspectives (Lexington Books,2月)*がある。日本に固有のものと捉えがちな訓読という営為を洋の東西の類例から捉え直すとともに、英語論文で訓読文をLeipzig Glossing Rules準拠のグロスを付した形で示すことを提案したものである。訓読に関する東アジア共通の専門用語の不足を克服し、国際的に議論するための提言である。
 キリシタン資料研究は「宣教に伴う言語学」として近年国際的な盛況を見せているが、他の外国・洋学資料も研究の舞台が日本だけに留まらない。今期の成果からは、膨大な蓄積のある日本語史研究をいかに世界に発信するか、その課題も学ばせてもらった。

5. (再)注目される分野:文体研究・古辞書研究

 近年注目が再度集まる文体研究に触れておきたい。前期の刊行だが『日本語文法』22巻2号*で小特集「スタイル」が組まれた。文体=スタイルではないが、両者は大きく関わるところで、1. のコーパスの整備とも関わって文体研究はますます注目される分野だろう。
 計量的な観点から分析したものに近藤明日子「明治・大正期の『読売新聞』の文体―雑誌との比較から―」(『日本語学論集』第19号、3月)*がある。明治・大正時代の『読売新聞』では、読者層や記事内容によって文体が変化すること、それに応ずる形で語種率や品詞率も変化することが示された。また、揚妻祐樹『日本近代文学における「語り」と「語法」』(和泉書院、3月)*は、音読という社会的習慣を持っていた明治20年代を対象に、尾崎紅葉を主とした作家・テクストから、そして条件表現を中心に語法から文章・文体を捉えるという手法を採る。
 2つの研究は手法も主眼も異なるが、研究の礎となる資料の特性を捉える意味でも、言語を用いた人々の営みの歴史を捉える意味でも、文体に関わる研究は重要なテーマである。
 次に古辞書研究に触れておきたい。雑誌『日本語学』第42巻2号(6月)*では、特集「辞書を編む・辞書を引く」が組まれ、日本語史に関わる5本の論考があった。武倩「『倭名類聚抄』と『本草和名』―漢籍からの引用に着目して―」は源順がどのように『本草和名』を利用したかを論じ、藤本灯「色葉字類抄の語彙の性格」は、『色葉字類抄』の特徴的な部を例として語彙の出自や性格を踏まえた利用を促す。小林雄一「『名語記』を読む」は『名語記』の特色と位置づけ、『色葉字類抄』との関係について述べる。また、米谷隆史「近世方言書生成の現場―米沢と熊本の武士による編述書二点から―」は二藩の留守居役による、公務上の要請の中で作られた方言書について述べる。陳力衛「英華字典・華英字典と日本語研究―データベースを生かして―」は、台湾中央研究院近代史研究所の英華字典データベースを紹介し、使用上の注意点を示すとともに、英華字典から日本への影響と英和辞書から英華字典への影響について論じる。
 また、字書を多角的に扱った研究として李媛『空海の字書 人文情報学から見た篆隷万象名義』(北海道大学出版会、3月)*がある。高山寺本『篆隷万象名義』を対象に、伝統的な書物学・文献学的な分析に加え、人文情報学の観点から分析したものである。多漢字字書データベース化の概要が示され、課題や人文情報学的観点からの研究方法が示される。
 古辞書研究は資料性や成立の背景など資料そのものの分析もさることながら、1. で触れたデータベース化とも関わって引き続き注目される分野と言えよう。

6. アウトリーチ・若手育成の潮流

 日本語史研究の成果還元はもちろん、研究の裾野を広げる意味でもアウトリーチは重要である。最近話題になった「ゆる言語学ラジオ」(公式サイト https://yurugengo.com/)は親しみをもって最新の研究にアクセスでき、多様なアウトリーチを考えさせてくれる。
 今期得られた一般向けの新書として、釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅』(中公新書、2月)*がある。日本語の音声変化の歴史に焦点を当てたもので、古代から中世までに生じたさまざまな変化が、語の多音節化に起因するとする。一貫した原理による説明は魅力的で、後半の仮名遣い論も興味深い。一方で多音節化による発音のゆるみという変化の要因が、どのように証明可能かをもっと知りたいと思ってしまうところもあり、どこまで説明するべきか、学術論文とは違うアウトリーチならではの難しさを感じた。
 また、近年は、研究方法の提示や研究動向など、さまざまな解説的な論が見られる。後進の育成はどの分野でも重要だが、日本語学分野でも大学院生や学会員の減少が大きな課題である。近代科学は専門化・細分化することで成果をあげてきた。日本語史研究もまた、研究分野が細分化され分析方法や資料の扱いに専門的な知識が必要である。そのような中で、当該研究分野の専門家による解説は重要である。
 『国語語彙史の研究 42』(和泉書院、3月)*において特集「学術用語」が組まれた。語彙史研究としても興味深い論が並ぶ中、研究史を踏まえた解説的な側面を持つ論も見られた。
 たとえば蜂矢真郷「国語語構成研究に関する用語」は、「語幹と語基」「形状言」「接頭語・接尾語・接頭辞・接尾辞」について検討したものであり、研究者によって使用の異なることが示される。今野真二「「表記体」という概念」では、いくつかの言説を取り上げて整理しつつ、「表記体」をどのように定義すると有効な概念となるかが検討される。小野正弘「学術用語「オノマトペ」の成立」では、原語では擬音語のみを表していた「オノマトペ」がいつ、どのようにして擬態語を含む用語になったかを明らかにする。
 また、雑誌『科学』2023年7月号(岩波書店、6月)*でも特集「日本語を遡る―歴史比較言語学の方法」が組まれ、五十嵐陽介・平子達也・トマ ペラール三氏による歴史比較言語学の方法論が、日琉諸語を例として解説されている。山本佐和子『抄物の言語と資料―中世室町期の形容詞派生と文法変化―』(くろしお出版、2月)*は、これまで抄物研究およびその言語現象の分析を行ってきた氏による労作だが、本稿で特に取り上げたいのが付録「抄物の利用法」である。膨大な数があり多様な性格を持つ抄物を用いて行う言語研究のステップや研究事例が丁寧に示されていて学びになる。
 こうした解説は、ある分野・テーマ・資料に興味を持ちこれからそちらに進もうと思う若手研究者や大学院への進学を目指す学生たちをはじめとして、新たな領域にチャレンジしようとする研究者にとっても、資料や用語の適切な使用・適切な方法による分析を促すものであり大変有益である。
 近年、言語系・日本語学系の学会による大学院生などを対象とした論文投稿支援や、学生発表セッションなど大学院生や若手研究者を育成しようとする機運が高まっている。これからの日本語史研究を担う人材を、機関を超え学界全体で育てていくという姿勢の表れである。今期も多く見られた解説はこうした潮流と軌を一にするものと言えよう。
 今期取り上げるべき重要な論考がこれ以外にも多くあったが、稿者の興味関心の偏りによる遺漏が多くある。力不足ゆえの読み誤りもあるかと思うがどうかご寛恕いただきたい。


久保薗 愛(くぼぞの・あい)……論文に「文献に基づく方言研究の方法」(『方言の研究』9)*、「鹿児島方言史における準体助詞の発達」(『中部日本・日本語学研究論集』和泉書院)*、「鹿児島方言における過去否定形式の歴史」(『日本語の研究』12-4)*ほか。


学会展望 日本語の歴史的研究
2023年7月〜12月は、2024年4月頃掲載予定です。
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