受贈図書 東茂美『鯨鯢と呼ばれた男 菅原道真』(海鳥社)
東茂美氏(福岡女学院大学教授)よりいただきました。
海鳥社のサイトはこちら
http://kaichosha-f.co.jp/books/history-and-folk/5073.html
鯨鯢と呼ばれた男 菅原道真
東茂美 著
ISBN:978-4-86656-046-5
定価:本体2,300円+税
判型:A5判
発行日:2019年4月10日
発行:有限会社海鳥社
【目次】
はじめに
Ⅰ 鯨鯢と呼ばれた男
黄色の詔書
鯨鯢の悲しみ
狭すぎた宮中という<海>
Ⅱ 内在する縄文と弥生の血
土と炎
埴輪の起源、相撲の起源
道真、文章博士となる
ばらまかれた怪文書
Ⅲ 実利と合理性
国史を編む
山陰亭と菅家廊下
阿衡の紛議の顚末
道真の意見
Ⅳ 讃岐守の時代
中央を離れる
三月尽の詩
讃岐での暮らし
友はひとりだけ
灰の心
Ⅴ 等身大のヒューマニズム
貧しさをうたう
職人尽くし
したたかに生きる
Ⅵ とまらぬ栄進、その果てに
異常な官僚人事
寛平御遺誡、時平の場合
寛平御遺誡、道真の場合
栄進の果て
Ⅶ 遣唐使の廃止
東アジアを視野に
海彼を見るまなざし
古人・清公・善王
遣唐大使の道真
Ⅷ 歴史の皮肉
白紙にもどす
承和元年の遣唐使
真備と道真
真備の帰国、そして左遷
渡唐する道真
Ⅸ 謫居の人
追放の宣旨
配所に暮らす
家書、来る
唐を夢む
Ⅹ 子らの声
リストラされた父
はしゃぐ子どもたち
阿満を悼む
死児哀傷
Ⅺ 梅の回廊
梅をうたう
あの梅この梅
讃岐国にて
処女作
絶筆、そして死
Ⅻ 増殖する畏怖 天神誕生まで
永劫のアウトサイダー
破壊の神
忠臣道真
宇宙の気を糧として
〔附論〕鯨鯢の出自
なぜ「鯨鯢」なのか
白楽天の「自詠」が語るのは
白楽天の「海図の屛風に題す」
蘓武と李陵と道真と
蘓武と燕丹の故事は「虚」
菅原道真年譜
参考文献一覧
あとがき