受贈図書 
小川剛生『二条良基』(人物叢書新装版、吉川弘文館)

吉川弘文館よりいただきました。
 
 
公式サイト:
 
二条良基〈人物叢書新装版〉
小川剛生 著
ISBN:9784642052955
定価:本体2,400円+税
判型:四六判
ページ数:352ページ
発行日:2020年2月10日
発行:吉川弘文館

「本書は十章構成とした。多少前後することはあるが、第一章・第二章の後半を除き、出来事を編年順に排列することとし、伝記として最初から読み通すこともできるように配慮した。政治上の動向はもとより、学芸の事績についても相応にスペースを割き、連歌や和漢聯句(わかんれんく)の愛好も、かなり詳しく記述した。政治と学芸とが渾然となった生涯は、そのほかにも宋元文化の受容、都と地方との往来など、中世文化史上の特色を体現しているといえる。」はしがきより


【目次】
二条殿(父祖の経歴/出生と兄弟/官途の始まり/祗候の人々/邸第と別業/所領/窮乏)
大臣の修養(朝儀の研鑽/執政の祈願/一上をめぐる暗闘/連歌への耽溺/和歌との距離)
偏執の関白(関白の詔と家政機関/「興行」の努力/仙洞の雰囲気―日記『後普光園院摂政記』/光厳院政と評定衆/即位灌頂/雑芸の愛好)
床をならべし契り(北朝の消滅/南朝の苛政/異例の践祚/美濃行幸と将軍参内の記―『小島のすさみ』/後光厳親政と議定衆/二つの勅撰集―『菟玖波集』と『新千載集』/宋代詩話の影響―『撃蒙句法』/関白辞職と内覧宣下)
再度の執政(足利義詮と執事/還補への期待/執柄の御沙汰/学芸の指導者/子息の成長と年中行事歌合/武家への接近―「異国牒状記」/父として、大閤として) *以下細目略
春日神木
准三后
大樹を扶持する人
摂政太政大臣
良基の遺したもの