受贈図書
田渕句美子『窪田空穂 「評釈」の可能性』(岩波書店)

田渕句美子氏よりいただきました。

窪田空穂 「評釈」の可能性
(近代「国文学」の肖像 第4巻)
田渕句美子 著

発行:岩波書店
発行日:2021年6月16日
定価:本体3,300円+税
判型・製本:A5判・上製
ページ数:168
ISBN:978-4-00-026979-7

公式サイト:https://www.iwanami.co.jp/book/b583362.html


注釈とはどのようないとなみであるのか。『万葉集』『古今集』『新古今集』の三大歌集をはじめ、『伊勢物語』『枕草子』などの散文、近世和歌、芭蕉の俳句に至るまで、膨大な古典作品の注釈を積み重ねた窪田空穂。「評釈」という独自の方法から、近代的注釈のあり方を模索した。その生涯と学問的業績を、時代のなかに描き出す。

目次

略伝
 一 はじめに――「註釈は最初のものであつて、同時に最後のものである」
 二 その生涯
 三 略年譜

第一章 さまざまな創作――短歌、小説、随筆
第二章 教育者として、編集者として
第三章 三大歌集の「評釈」の達成――『古今集』『新古今集』を中心に
第四章 「評釈」の可能性と拡がり――注釈と近代国文学研究
まとめに代えて

主要参考文献
図版出典一覧
後記