湖月訳 源氏物語の世界 Ⅳ 
〈名場面でつづる『源氏物語』〉
島内 景二 著

2024年10月31日発行
定価:2,420円(10%税込)
A5判・並製・344頁
ISBN:978-4-86803-004-1

ためし読み 各種オンライン書店での購入

 

内容紹介著者紹介目次

NHKラジオ「古典講読」で話題!

『源氏物語』の名場面を、『湖月抄』をもとに読み解く。

因果応報をこえたその先には……
紫の上と光源氏に〈救い〉はあるのか。

全6巻構成。第4巻では「若菜上」「若菜下」「柏木」「横笛」「鈴虫」「夕霧」「御法」「幻」を読む。

島内 景二(しまうち けいじ)

1955年長崎県生

東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)

電気通信大学名誉教授

2020年4月から、NHKラジオ第2「古典講読・王朝日記の世界」を担当。2023年4月から、同「古典講読・日記文学をよむ」を担当。2024年4月からは、同「古典講読・名場面でつづる『源氏物語』」を担当。

主要著書
『新訳建礼門院右京大夫集』『新訳十六夜日記』『新訳うたたね』『新訳紫式部日記』『王朝日記の魅力』『新訳 蜻蛉日記上巻』『新訳 和泉式部日記』『新訳 更級日記』『和歌の黄昏 短歌の夜明け』(いずれも、花鳥社)、
『塚本邦雄』『竹山広』(コレクション日本歌人選。共に、笠間書院)
、『源氏物語の影響史』『柳沢吉保と江戸の夢』『心訳・鳥の空音』(いずれも、笠間書院)
、『北村季吟』『三島由紀夫』(共に、ミネルヴァ書房)
、『源氏物語に学ぶ十三の知恵』(NHK出版)、
『大和魂の精神史』『光源氏の人間関係』(共に、ウェッジ)
、『文豪の古典力』『中島敦「山月記伝説」の真実』(共に、文春新書)
、『源氏物語ものがたり』(新潮新書)、
『御伽草子の精神史』『源氏物語の話型学』『日本文学の眺望』(いずれも、ぺりかん社)、
歌集『夢の遺伝子』(短歌研究社)

 はじめに

34 若菜上を読む

35 若菜下を読む

36 柏木を読む

37 横笛を読む

38 鈴虫を読む

39 夕霧を読む

40 御法を読む

41 幻を読む

 おわりに 番外 雲隠巻