湖月訳 源氏物語の世界 Ⅴ
〈名場面でつづる『源氏物語』〉
島内 景二 著
1月刊行予定
定価:2,200円(10%税込)
A5判・並製・324頁
ISBN:978-4-86803-005-8
NHKラジオ「古典講読」で話題!
『源氏物語』の名場面を、『湖月抄』をもとに読み解く。
宇治十帖開幕! 物語は光源氏の次の世代へ。
大君、中の君、浮舟……3人の女性は、正篇のヒロインたちとどう違うのか。
純文学と通俗小説、双方の雰囲気を備えた宇治十帖の世界へ分け入る。
全6巻構成。第5巻では「匂兵部卿」「紅梅」「竹河」「橋姫」「椎本」「総角」「早蕨」「宿木」を読む。
島内 景二(しまうち けいじ)
1955年長崎県生
東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)
電気通信大学名誉教授
2020年4月から、NHKラジオ第2「古典講読・王朝日記の世界」を担当。2023年4月から、同「古典講読・日記文学をよむ」を担当。2024年4月からは、同「古典講読・名場面でつづる『源氏物語』」を担当。
主要著書
『新訳建礼門院右京大夫集』『新訳十六夜日記』『新訳うたたね』『新訳紫式部日記』『王朝日記の魅力』『新訳 蜻蛉日記上巻』『新訳 和泉式部日記』『新訳 更級日記』『和歌の黄昏 短歌の夜明け』(いずれも、花鳥社)、
『塚本邦雄』『竹山広』(コレクション日本歌人選。共に、笠間書院)
、『源氏物語の影響史』『柳沢吉保と江戸の夢』『心訳・鳥の空音』(いずれも、笠間書院)
、『北村季吟』『三島由紀夫』(共に、ミネルヴァ書房)
、『源氏物語に学ぶ十三の知恵』(NHK出版)、
『大和魂の精神史』『光源氏の人間関係』(共に、ウェッジ)
、『文豪の古典力』『中島敦「山月記伝説」の真実』(共に、文春新書)
、『源氏物語ものがたり』(新潮新書)、
『御伽草子の精神史』『源氏物語の話型学』『日本文学の眺望』(いずれも、ぺりかん社)、
歌集『夢の遺伝子』(短歌研究社)
はじめに
42 匂兵部卿巻を読む
43 紅梅巻を読む
44 竹河巻を読む
45 橋姫巻を読む
46 椎本巻を読む
47 総角巻を読む
48 早蕨巻を読む
49 宿木巻を読む
おわりに 批判の矢に耐えてきた『源氏物語』