歌集
改元前後 2016-2019
兼築信行 著
2020年9月29日発行
定価:1,760円(10%税込)
四六判・上製・176頁
ISBN:978-4-909832-26-9
内容紹介著者紹介目次書評・紹介
平成から令和へ移り変わる時節、日々詠み重ねてきた全866首は、われわれの日常と非日常を捉えた瞬間で繋がる。
俵万智氏も胸を熱くした感動の一冊!
しみじみとしじみのしるをすふときし
みにしみしみてまつえはこひし
迷惑をかくとははいふさにはあらず
おほ迷惑とゑみてこたふる
改元のひのあかつきもエンジンを
ひびかせてゆくごみ収集車
—収録歌より—
俵万智氏推奨
「歌の神様は、時に粋なことをなさる。古典和歌の研究者に、ひょいとサーフボードを与えるように短歌の実作を促した。人生の最も大きな波を乗りこなした結果が、この歌集だ。自在さと多彩さに目を瞠りつつ、胸が熱くなる。」
兼築 信行(かねちく のぶゆき)
1956年6月28日、島根県松江市生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程後期中退。
現在、早稲田大学文学学術院教授。
専門は日本古典文学、和歌。
二〇一六年
二〇一七年
二〇一八年
二〇一九年
改元の日
九月十三日、仲秋の夜
あとがき
「獅子吼」No.981(2021年1月号)【評者 小塩卓哉氏】